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天の囁き(2026年6月)
開けよ、空にせよ、無になれ。されば限りない恵みを存分に享受できる。と天がしきりに囁いています。
目を開けなさい。目をつむったままではこの世は闇です。花や山や水や、そして人びとのいろいろな表情も目を開けるから見えるのです。目を閉ざせば、そうしたすべてと縁が切れます。
昼も夜も絶えることなく天の声は私たちに届いています。開けよ、空にせよ、すべてを許すことをせよ……と。しかし、ほとんどの者が天の囁きを聞く耳を持たないようです。何時まで経っても冷たい、利己の小さな殻から自分を解放することができないのです。
掴みたい。握りたい。掴んだら放したくない。他人はどうだろうと自分が貯めればそれでいい。暗闇の道を先を争って進んでいくようです。そうしたことが愚の骨頂だと気がつく人はほとんどいません。
「もう、そろそろ天の囁きを聞けるように耳を傾け、天の理を悟る時期が来ている。争いなき生き方があることを知る知恵を持つべきだ。そして天地の大愛をしみじみと味わって生きる道を見るために目を開けなければならない。 さあ、いよいよ忙しくなってきた。病気などしている暇もない。胸を張り、全心、全力を絞るために、仕事を、親切を、ご用を、見つけて回らなければならない。楽しみは一切後回し。ああ有り難い人の旅だなあ……」と思いつつ。